【悲しみの時計少女】が復刊!

谷山浩子さんの『悲しみの時計少女』という本が、復刊ドットコムから復刊されることが決定したようです。


悲しみの時計少女

僕のこの作品との出会いは、ラジオドラマでした。
原作者の谷山さんも主人公の声を担当していて、俳優の渡辺いっけいさんも出演していました。
ラジオドラマって、耳から入ってくる音しかないので、想像力がすごくかき立てられるんですよね。
メルヘンチックで、でも、得体の知れない怖さを含んだ、独特の谷山ワールドが展開され、ワクワクドキドキしながら聞いていました。
その時には、もう原作は絶版になっていて、手に入らず、ずっと後、割と最近になってから、Amazonのマーケットプレイスで手に入れたのですが、当時を懐かしく思い出しながら読みました。
ラジオドラマとはまた違った魅力があって、面白いです。

この作品には、綾辻行人さんが、「奇想天外なファンタジー・ノベルであると同時に、この作品はまぎれもなく第一級のミステリーでもある」とコメントを寄せています。
同名の曲もあるのですが、こちらもすごいです。
悲しくて怖い。
曲調は物悲しいけれども、谷山さんの声と合わさって、全体的には可愛らしい印象なんです。
でも、何かつかみどころのない怖さがあると思います。
この独特な世界観はすごいな、と思います。

もし、絶版や品切れになった本で、また読みたい、欲しいというものがあるのであれば、復刊ドットコムでリクエストすることで、投票とその後の交渉次第では、復刊するかもしれません。



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