今年の3月にこういう記事を書いたのですが、現在はまた違ったアプリを使用しています。
Anytypeというアプリです。
https://anytype.io/
多機能なノートアプリで、Windows・Mac・Linux・iOS・Androidに対応していて、Chromeの拡張機能でWeb Clipperもあります。ダウンロードページはこちらです。
これに惹かれた理由は、まずセキュリティの高さです。このアプリは基本的にデータはローカルに保存されるのですが、その際に暗号化されます。データの同期も暗号化されて行われます。
正直大したことを書いたりはしないのですが、こういう安心感があると、なんとなく書きやすくなることってありますよね。
ただ、セキュリティの高さがかえって問題となる場合もあり……まずAnytypeのアプリの使用を始める前に暗号化キーを取得するのですが、それをなくせばもうアクセスできなくなりますし、他のサービスのように再発行してもらうということもできません。
保存されているファイルも暗号化されているので、何らかの理由でアプリが動かなくなった場合、もう読めなくなります。アップロードされたファイルはある程度クラウドに保存されているのですが(1GBまでは無料ですが、おそらく添付ファイルのみで作成したノート自体は対象外)、基本的にクラウドにバックアップが取られることもないため、PCやスマホに何かあればデータがなくなったりもします。
それを防ぎたい場合は、スペースごと(例えば日記用・仕事用などと自分で分けることが可能)のエクスポートが出来るので、それでバックアップを取っておくと良いと思います。Anytype用の形式だと互換性という意味では良いのですが、何かあった時に他のアプリでも見たいという場合はMarkdown形式でエクスポートしておくと良いかもしれません。それを暗号化したいという場合は、ProtonやFilenなどのサービスを利用したり、エクスポートしたファイルをAnytypeのノートに添付して保存しておくということも出来ます。
とにかく多機能なノートアプリなので、NotionやObsidianなどの類似アプリを使ったことがない人は慣れるまで時間がかかるかもしれませんが(僕は全く使ったことがなかったので最初は戸惑いました)、日記に使いたいというだけならばDiary Entryのオブジェクトを使って、日付関連のリレーションを足すだけで日記っぽくなりますし、色々触って慣れてきたら、自分好みのスタイルに変えていくのも楽しいと思います。