歌ってみた三昧

……というほどではないのですが、ニコニコの『歌ってみた』動画で良いものがあるとnicomimiでmp3にして、iPodに入れて聴いています。
もともとそんなに流行を追うタイプではなかったのですが、最近邦楽はほとんど聴かなくなりました。
日本語の歌が聴きたいな、と思うと、歌ってみたで満足出来ちゃうんですよね。
今の歌は全くと言っていいほどチェックしてないので、それに対して感想は言えないのですが、ボカロ曲は面白いものが多いと、個人的に思います。
色んな曲があって、勢いもあると思うんですよね。

今はわからないのですが、大分前に、一時期インディーズブームみたいなものがあったと思うのですが、あの時も、メジャーにはない勢いとか、個性とかがインディーズにはあるから、というのがブームの理由だったように思います。
ボカロ曲も、どんどんクオリティが高くなり、洗練されて行って、歌ってみたも、上手い人が回を重ねてもっと上手くなっていったり、色んな上手い人も出てきて、それが気軽に聞けるのがありがたいですし、面白いです。

境界線

先日、友人と芝居を見に行ったのですが、小さな劇場で、一番前の席だったので、すごく舞台や役者さんとの距離が近かったんですね。

それで、見ながら「芝居の最中に声をかけたらどうなるだろう……?」とか思い始めて、すごく声をかけたい気持ちも湧いてきて、でもそんなことは出来ないしな……とひとりでドキドキしたりしてました。

もし本当に声をかけてしまったら、僕は『変』な人になっちゃうと思うのですが、この境界線ってすごく曖昧で脆くて、恐らく皆、色々なところや状況で、こんなことをやったらどうなるだろうとか、してみたいとか思うことがあり、『変』か『変じゃない』かの差って、そんなにないのではないかと、ふと思いました。

まあ、実際に実行に移すか移さないかは、大きな差だとは思うのですが、皆そういう『可能性』を持っているという点では、同じようなものなのかもしれません。

PBWの『多様』さ

僕はゲーム機は持っていないので、そういったゲームは全然やらないのですが、ネットゲームは結構やったりしてます。

ただ、MMOは何回かやったのですが、どうしても合わないんですよね……。

僕はチャットもあまり好きではなくて、スピードを要求されたりするのも結構苦手で、あと、MMOの場合、ログインしたらずっとやっていなければいけないので、それも疲れたり、途中で他の作業をしたりしたくてもしづらいので、難しかったです。

1回、まったりした感じのMMOをやったことがあって、それは少しの間続いたのですが、やっぱりログインが面倒になってしまって、やめてしまいました。

そんな僕でも、途中全然やらない期間があったものの、結構長く続いているのがPBWというゲームです。

これは、作成したキャラクターになりきって遊ぶゲームなのですが、交流は大体掲示板形式で行われますし、どれも参加できるものだけ、参加したいものだけ、参加したい時だけすればいいので、ゆっくりまったり遊べます。

メインとなるコンテンツでは、簡単に言うと、自分のキャラクターが参加している小説を書いてもらうことが出来ます。

たとえば、「こういう事件を解決して欲しい」という提示があったとすると、「それをどうやって解決するか、自分のキャラクターはどうするか」という行動や心情などを文章で送ると、その結果が、小説のような形で返ってきます。

運営する会社によって、参加者同士で相談したりしなかったりがあるのですが、数人程度がひとつのシナリオに参加し、行われることが多いです。

あとは、多くの場合、自分のキャラクターを描いてもらえるイラストコンテンツもあり、こっちがメインとなっている人も多いかもしれません。

他にも、Javaを使ったブラウザゲームがあったりもして、色々遊べるようになってます。

それで、やっているうちに、ふと思ったことがありました。

人は誰でも、男性性と女性性、多様な面を持っていると思うのですが、それを日常の中で、『自分自身』の一部分として表現することはあっても、『ひとつの独立したキャラクター』として表現することって、あんまりないと思うんです。

自分自身の一部分として表現する時でも、『自分らしさ』という『枠』を意識することが多いと思うので、その時その時の内面をそのまま素直に表現するのではなく、なるべく『枠』からはみ出ないように、『同じ自分』として振舞うことが多いと思います。

自分自身の色んな面を、色んなキャラクターとして日常的に表現しているのって、役者さんくらいかもしれません。

それを、誰でも気軽に出来るPBWって面白いな、と思います。

老若男女、性格、職業や種族……様々なキャラクターを演じることが出来ます。

PBWも、元となっているのはTRPGだと思いますが、TRPGよりも『中の人』が見えにくい分、なりきり度がさらに高いかもしれません。

やっぱり、普段の『自分』に近いイメージの方が、演じやすいとは思うのですが、でもあえていつもはあまり出さない面を前面に出して演じてみるというのも面白いと思いますし、色々な楽しみ方があると思います。

あと、文章にしても、イラストにしても、人の手が加わっているという温かみみたいなものを感じたりもしますし、自由度も高いので、そういった面での面白さもあります。

どこの会社も、キャラクター作成や、掲示板での交流のみなら無料だと思うので、気になった人は、気軽に始めてみるのも楽しいかもしれません。